日本に一時帰国をし、久しぶりの報告となりました。

経過報告です!
[すみせん、、長くなりますが、お付き合いください。]

色々紆余曲折しながら、、
結論から言いますと、日本の窯を買わずに、自分で窯を作ることに決めました!
また無茶な事のように聞こえるかも知れませんが、。忍耐強く見守っていただければ幸いです。

 

まず、最初はモロッコで窯を探したのですが、焼成温度が高い窯が見つからないからと断念。

以前モロッコで制作した器が、とても脆くて直ぐに欠けてしまうため、高い温度で焼きたかったのと、
日本の窯の品質の高さと、単純に見比べ日本から輸送しようと考えていました。
(輸送を考えるととんでもない費用でしたが)
しかし、昨年の11月の展覧会前に、一時帰国した際、モロッコの粘土と釉薬を持帰り日本の窯で試し焼きをしてもらいました。

その結果、茶碗やお皿が見事に溶け、姿形も無くなるほどペチャンコにΣ(゚д゚lll)
モロッコの粘土と釉薬は、高い焼成温度に耐えられない事がハッキリと分かりました。

モロッコには有名な陶器の産地が3ヶ所ありますが、それぞれその土地で採れる粘土があり個性があります。
耐性温度に違いも有りますが、やはり高くはありませんでした。(長くなるのでまた別の機会に)。

じゃあ、、粘土を日本から持っていくのか?!

それではモロッコで作る意味がない、モロッコの土を使い、それに適したモロッコの窯を使って作品を作りたいと。
また振り出しに戻りました。

モロッコに戻り、ネットで友人が探し出してくれた女性陶芸家で、自分の窯を持って制作をしている人に、年末奇跡的に会うことが出来ました。彼女はスペインのアートスクールで陶芸を勉強したモロッコ人で、わたしの状況やモロッコで制作することの大変さを、もっとも理解を示してくれる人でした。(彼女はイタリアから輸入した電気窯で制作をしていました。)

 

次の手として、モロッコのガス窯の購入を考えていたので、彼女に相談してみたところ、日本とは状況が違い過ぎる、
女性一人でコントロールするのは難しいから電気にした方がいいと言われ、、またもや暗中模索の旅へ、、、、。

私は日本で電気窯を使っていたので、電気窯のことはわかるのですが、先ずは電気代が高いこと、モロッコの電気供給が、地域によっては安定してないこと、電化製品がモロッコは壊れやすいことなどが頭をよぎり、もう少し調べなければと思っていました。

 

そんな折、マラケシュで心踊る焼き物に出会いました!

 

話を聞けば、わたしより年上のベルベル人の女性が、モロッコの山で作陶しているというではないですか!さらに話を聞けば、年に一度しか窯を焚かないとか、、! 窯を年に一度しか焚かないということは、野焼きのような形か、手でレンガを積み上げた窯で焼いているのではないかと思ったわけです。

彼女が一体どうやって制作し焼いているのか?

私が惹かれた器が、手作りの窯で、年に一度しか焼いていない!

 

それを知って、私の中の陶芸に対する『こうでなければならない』という思い込みが、どんどん崩れ、もっと自由にやればいいんだと思うようになってきました。

先ずはこれからモロッコに戻り、彼女にアポを取り(アポ取りが1番難しいのですが、、)彼女のところへ訪ねてきます。そして、実際にその窯を見せてもらい、もし出来れば年に一度の窯焚きも、この目で見てみたいと思っています。

 

そんなわけで、まだ自分の窯を持ち、モロッコで制作するには時間がかかりそうですが、、その都度、ご報告させていただきますので気長にお付き合いいただければ幸いです。

追記:今借りた部屋では自作の窯が作れなそうなので、また引越すことになりそうです。引越代が大変なのでは?!と疑問を持つ方がいらっしゃるかと思いますが、モロッコでは敷金や礼金などといった形式はなく、いいのか悪いのか気軽に引越しができます。(早く落ち着きたいけれど、、、、)